JavaとJavaScript
もうひとつの技術上の大きな発展はサン・マイクロシステムズのJavaである。
Javaによって、まず小さなプログラム(アプレット)を直接 Webサーバが提供する情報に埋め込むことを可能にした。
このアプレットはクライアント側のコンピュータ上で動作し、高速で豊かなユーザインターフェイスを可能とした。
その後、Javaはサーバ側の複雑な情報内容を要求されたときに自動生成するために広く使われるようになった。
JavaScriptは Webページのために開発されたスクリプト言語である。
標準化されたバージョンはECMAScriptと呼ばれる。
ネットスケープコミュニケーションズが開発したものであって、サン・マイクロシステムズとは関係ない。
文法はC言語に似ていて、その意味でJavaにも似ている。
Javaのようにオブジェクト指向ではあるが、JavaよりもC++に近い。
オブジェクト指向的にコーディングする以外に手続き的にコーディングすることもできる。
Document Object Modelにおいては、JavaScriptは開発者が想像した以上の力を発揮する。
JavaScriptの使用はそれまでの静的なHTMLページと区別するためにダイナミックHTML (DHTML) と表現されることが多い。